私たち学生応援団がちょこっと紹介するこの企画も、いよいよ最後の投稿となりました。
これまでお付き合いくださった皆様、ありがとうございます。
そしていよいよ、第33回東京国際映画祭の幕開けまで、残り2日となりました!
そんなラストを飾る作品は、ワールド・フォーカス部門より、ラテンビート映画祭とのコラボ企画作品である・・・
『老人スパイ』です!
今年で17回目を迎えるラテンビート映画祭は、その名の通りラテン文化圏の映画を上映する映画祭であり、昨年に引き続き今年も「ラテンビート映画祭 IN TIFF」と称して、東京国際映画祭でも上映致します!
ラテンビート映画祭についてはこちらをご参照下さい。
〜あらすじ〜
「80~90歳の男性求む」と探偵事務所が広告を出す。なんと老人ホームのスパイが仕事であった! ユーモラスな導入を経て、やがて入居者たちの人生模様にしんみりとしつつも心が温かくなるドキュメンタリー。
引用:東京国際映画祭公式サイト
この作品、何が驚きって「ドキュメンタリー」なんです!
予告編やポスターをご覧いただけると、より一層その驚きが伝わると思うのですが、ドキュメンタリーってこんなにポップなの?と、皆さんのドキュメンタリー映画に対するイメージを塗り替える演出ではないかと思います。
さらにこの作品の面白さは、なんと言っても、主人公が本当に老人ホームに入居するというところです。「ドキュメンタリー」ですからね!笑
これは本映画祭のシニアプログラマーであり、TIFFスタジオでも有名な矢田部さんが仰っていたことなのですが、老人ホーム側には、「新たな入居者(主人公)を追うドキュメンタリー」という名目でカメラを回しているそうなんです。つまり、カメラは堂々と回っているのですが、そんな彼が「この『老人スパイ』というドキュメンタリー作品を撮るためのスパイ」だということは明かされていません!
海外作品のこういう思い切りがいい感じ、大好きです!笑
またこれは個人的に感じたことなのですが、予告編などを観ると、登場するおじいちゃん、おばあちゃんたちが、なんだかとてもお洒落に見えませんか?
しっかりジャケットを着ていたり、明るい色の服を取り入れていたり、アクセサリーなんかも忘れていません。将来的なファッションコーデの対象として観ても面白そうだなぁなんて思ったりしています。笑
スパイが見る老人ホームのリアル、とても気になりますね。
高齢化問題の解決に模索し続ける日本において、重要な作品となり得るのではないでしょうか?
またこちらの作品、公開前から非常に人気となっておりまして、チケットは既に残りわずかとなっております。あらかじめご了承ください。
『老人スパイ』(84分)
11/1(日) 18:30-
一般 ¥1,600/学生 ¥1,100(当日券なら¥500!)
それでは、明日から始まる映画尽くしの10日間。
東京国際映画祭でお待ちしております!
(執筆者:ひろたか)
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