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執筆者の写真学生応援団

【上映作品紹介】『オマールの父』-可能性が広がる旅映画編-

更新日:2020年10月15日

いよいよ第33回東京国際映画祭まで、3週間を切りました!

映画祭では、決してメジャーな大作映画ばかりを上映するわけではありませんが、どれも魅力溢れる味わい深い作品が揃っています!

そこで、少しでも皆さんが東京国際映画祭に興味を持っていただくために!

本日から作品紹介のスタートです!

(会期中に上映される全作品をご紹介できるわけではございません。ご了承下さい。)


 

初回となる本日は・・・

「そうだ、映画館へいこう。可能性広がる旅映画」と称しまして、『オマールの父』をご紹介します!

監督は、ロイ・クリスペルさん。

ヘブライ語で上映されるイスラエルの作品です。



〜あらすじ〜

イスラエル側で手術の甲斐なく死んだわが子を抱いてチェックポイントに向かうパレスチナ人の父親が、イスラエル人の妊婦と出会って二人旅に。普段なら接することのない男女が織りなすふれあいの物語。


私たちもまだ作品を観たわけではないので、予告編や写真から物語を推測しながら、皆さんと楽しみを共有していくわけですが・・・

私が注目したのは、主人公の男女を対照的に映す描写です!

予告編をご覧になっていただけると分かりやすいのですが、中盤より2人が共に映るシーン、見事なまでに相反する描き方をしていると思いませんか!?

カーテン越しでぼやけて見える彼と、海をバックにはっきりと見える彼女。

ベッドに横たわる真っ白な服の彼と、真っ黒な服の彼女。


たった数秒の映像からも、2人が対照的な人物であることが窺える演出です。

しかし、心なしか車の中や、チェックポイントの前で佇む2人からは、同じ意思のようなものを感じる気がします。「普段なら接することのない男女が織りなすふれあいの物語」とありますが、一体どんな二人旅となるのでしょうか・・・?

決して明るくポップな作品とは言えないかもしれませんが、日本でなかなか観ることのできないイスラエル映画。東京国際映画祭で一緒に観てみませんか?

『オマールの父』(113分)

11/3 (火) 10:40~/11/7 (土) 15:55~

一般 ¥1,600/学生 ¥1,100 (当日券なら ¥500!)



(執筆者:ひろたか)

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